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2024年度スローガン

全力

~小さな成功から大きな成長を

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理事長所信

公益社団法人松阪青年会議所

第70代 理事長

後藤 禮雄

はじめに

如何なる時代にあっても

創始から受け継ぐ熱いJAYCEEの魂を胸に

輝く松阪の未来を想い

仲間と共に全力で突き進もう。

さぁ、伝統の輝きからおもいの連鎖へ

故きを温ね、新しき時代を切り拓こう。

 

 「共に向上しあい、社会に貢献しよう」という志高き理念のもと、1954年6月10日の設立総会を経て、津青年会議所をスポンサーとして松阪青年会議所は日本で58番目に誕生しました。そして創立以来69年間にわたり、地域社会の発展と若者の成長を願い、その時代に即した活動を展開してまいりました。本年、創立70年を迎えた私たちが、今日においても松阪青年会議所の運動が展開できるのも、先輩諸兄姉が繋いでこられた、自己成長への渇望と、地域への熱いおもいの連鎖に他なりません。

 時代の変化に応じて社会が求めるものが変わるように、私たちも組織の在り方を変えながら今日に至ります。しかしながら、JC運動の原点を求めた松阪青年会議所の創始の精神は今も変わりません。積み重ねた伝統と信頼を基盤として、地域社会との協力関係を強化し、課題解決に向けた行動を起こしてまいりましょう。仲間と共に努力し、困難に立ち向かいながら、確かな成長を築いていくことが松阪青年会議所の持続可能な発展への道であると私は信じています。

 

リーダーシップ開発へのおもい

 青年会議所の存在意義は多岐に渡りますが、端的に表せば、「青年が主体的に社会開発に参画し、持続可能な社会の実現に向け貢献を果たすためのプラットフォームである」と言えます。その為に最も必要とされる要素がリーダーシップです。リーダーシップの開発は、自己認識と自己成長から始まります。そして自らの価値観やスキル、強みや課題を理解し、JAYCEEとしてのアイデンティティを確立する必要があります。またリーダーシップはコミュニケーション能力と人間関係の構築に大きく依存します。相手の意見を尊重しながら円滑な対話を行い、仲間との信頼関係を築き、組織内での協力や協調を促進してまいりましょう。さらにリーダーシップは問題解決能力を備えることによって発揮されます。私たちは社会の複雑な問題に対して分析し、創造的な解決策を見出す能力を養う必要があります。そして、迅速かつ的確な決断を下し、行動に移すことが求められます。

 これらの役割を果たすことにより、私たち自身が持続可能な社会の実現に向け貢献するためのプラットフォームとなれるのです。現代社会において、価値観や生活様式は急速に変化していますが、伝統的な道徳や倫理、家族や地域の絆を大切にし、リーダーシップ開発を追求してまいりましょう。

 

社会開発と青少年育成へのおもい

 青年会議所が社会開発に取り組むのは、持続可能な社会を創造し、将来の世代に継承していくための重要な役割が私たちにあるからです。社会の課題や持続可能性の観点から、新たなアイデアやアプローチをおこない、社会の変革を推進することで、次の世代により良い社会をもたらすことができます。VUCA時代と言われるように、先行きが不透明で将来の予測が困難となる中、自らが生きる社会をより持続可能なものにするために、私たちは積極的な行動を起こすことを求められています。持続可能な社会の実現は若者たちの生活や未来に直結する課題であり、先輩諸兄姉がそうであったように、まちの課題に対し主体的に関与していくことが重要です。

 またそこで必要不可欠となるのが、青少年の育成です。青年世代は社会の変化に対して特に敏感です。彼らが抱える問題や関心事を共有し、青年会議所と共に社会開発に取り組む土壌が必要ではないでしょうか。より包括的で効果的な解決策が見つかる可能性を高めるために、私たちと若者の声とが政策や意思決定に反映される未来こそが、明るい社会の開発に繋がるのであると考えます。前段でも述べたように、青年会議所は若者のリーダーシップの育成と指導力の開発に注力しています。社会開発に取り組むことは、若者たちの能力を発展させ、実践の場を提供する機会でもあります。青年会議所の活動を通じてリーダーシップを発揮し、社会の変革に貢献することで、社会的影響力の発展につなげることができるのです。

 

まつりのちから

 松阪青年会議所では長年に渡り、社会開発事業の一つとして地域のまつり事業に関わっています。「チョーサヤ」の掛け声が夏の訪れを告げる松阪祇園まつり三社みこしに関する事業は、私たちの活動の代名詞と言えます。また秋には、松阪開府の祖蒲生氏郷公を顕彰する「氏郷まつり」事業へも携わります。どちらのまつりも開催にあたっては、私たちだけでなく様々な団体や組合が力を合わせ運営がおこなわれます。市民との協力そして連携が郷土の伝統を繋いでいくのです。このかけがえのないまつり事業を通じ、地域との絆を深め、郷土愛を醸成してまいりましょう。

 また地域を巻き込む事業の実行は、準備段階も長く苦しいこともありますが、困難を乗り越えるたびに成長し、必ず喜びを感じることができます。更には活動を通じて、新たな人間関係や友情も築かれることでしょう。会員の皆さんには地域との結びつきをより一層深める為に、積極的に関わっていただきたいと思います。

 

強靭な組織力を持つために

 2011年に松阪青年会議所は公益社団法人格を取得しました。それにより私たちは公益目的事業を行うことを目的とした法人となり、併せて組織体制や事業内容を進化させながら今日に至ります。公益社団法人格の認定要件の一つとして「事業を行う技術的能力がある」ということからも判るように、私たちは自身の発想で自由に事業を展開することができる組織力を脈々と受け継いでいるのです。70周年を迎える本年、青年会議所をより強靭な組織に変革するためにはメンバーシップの多様性と包括性の促進が必要です。つまりDiversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公平性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)といわれるようにそれぞれが持つ多様な個性を最大限に活かすことが、組織にとってより高い価値創出につながるという考え方を推進してまいります。松阪青年会議所が真の公を実践できる組織として、多様なバックグラウンドや経験、専門性を持つメンバーの個性を引き出し、進化し続ける社会のニーズに応えることで、変革と成長を進めましょう。

 

創立70周年へのおもい

 本年、松阪青年会議所は創立から70年の節目を迎えます。1954年の創立以来、志高き先輩諸兄姉の勇気と情熱と行動の積み重ねは、会員のみならずまちの人々へも伝播され、このまちの発展へと寄与されてきました。私たちは、奉仕・修練・友情の三信条のもと、「明るい豊かな社会の実現」を普遍の理念として掲げ、これまで青年会議所の灯を絶やすことなく運動を続けられてきた先輩諸兄姉に対し、感謝と敬意を表さなければなりません。時代が変われども熱いJAYCEEの魂は変わることはありません。この歴史と伝統を次の世代へ繋いでいくことが私たち現役世代の使命であります。創立以来の理念や価値観を改めて会員で共有し、現在の社会情勢や課題に即した形で運動の方向性を模索することが重要になります。

 その為にも私たちの行う活動を振り返り、これからの組織のビジョンに向かって一致団結し、新たな展望を描くことが必要となります。組織の歴史と成果を称えることで、青年会議所活動の意義や重要性を再認識し、より一層の情熱をもって明るい豊かな松阪を実現させましょう。

 

結びにかえて

 私は、青年会議所の無い町で生まれ、青年会議所の無い町で育ちました。30歳になるまで青年会議所の存在さえも知らずに生きてきました。無論、青年会議所に入会することなど想像もし得なかったことです。2016年いくつかの偶然が重なり、松阪で働くようになった縁も所縁もない私を、松阪青年会議所の先輩諸兄姉は暖かく迎え入れてくださいました。

 入会してから様々な役職や活動を通して、多くの仲間との出会いがありました。胸を張って成功したと言える事業ばかりではありませんでしたが、数々の失敗や無理難題と小さな成功の積み重ねが、青年会議所を知らなかった青年を組織のリーダーへと育ててくれました。地域の方々と共に松阪の伝統や文化に触れる中で、三社みこしへの参加がライフワークだと言えるようになりました。だからこそ、私は青年会議所にはひとを変える力があると信じて疑いません。

 40歳までの限られた時間であるからこそ、本気で成長を求めよう。本気でまちのことをおもい、情熱を持った仲間と共に全力を尽くそう。新しい時代への希望を胸に、大きく成長しよう!

基本理念

​伝統と未来を繋ぐ開発運動の実現

ロゴマーク

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基本方針

重点事業

1. 持続可能な社会を実現する人材の開発

2. 誰もが郷土を愛せる社会の開発

3. 可能性を拡げる組織の開発

1. 仲間と共に成功を生み出す指導力開発事業

2. 社会関係性を高め希望溢れる青少年開発事業

3. 地域の伝統文化から郷土愛を育む社会開発事業

4. 感謝の想いから組織の未来を示す周年事業

5. 多様な個性から価値を創出する事務局運営

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